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umm_uumの月いち更新ブログです

今年いちばん~~だったもの

 どうでもいい文章たくさん書きたいときありますよね、これはそういうときこっそり書き溜めてきたものです。表題の通り今年一番あれだったな~~と思うものについて列挙していきつつ、所感など述べていこうと思います。ゲームからどうぞ。

今年一番遊んだゲーム:アークナイツ

 アークナイツは本当によく遊んだ。遊んだというか今も遊んでるし、危機契約(高難易度のエンドコンテンツのことです)以外は相当難しくてもクリアし切るほどまだ熱がある。サービスが始まって以来ほぼ毎日欠かさずログインしていて、朝起きてまず理性(スタミナ、APのことです)を消費する生活をしたのはかなり久しぶり。前にこういうのにはまったのはFGOFGOこんなにやったっけな…というくらいには…。

アークナイツのホーム画面です
アークナイツのイメージ

 なんでそんなにやってるのかといえば、このゲームの原案がとあるイラストレーターのコンセプトによるものだから。ゲームに関してかんたんに説明すると、ジャンルはいわゆるタワーディフェンスで、わらわら迫ってくる敵をこっちが率いるキャラクターがどんどん倒していくのを眺めるというもの。タワーディフェンス、リアルタイム性があるのにゲーム性そのものは受動的だからか、アクションほど面倒に感じなくてすごい。

戦闘画面。タワーディフェンスゲームの一種らしい
戦闘画面。タワーディフェンスゲームの一種らしい

 シナリオもなかなかよい。中国原産タイトルに初めて触れたのはたぶんアズールレーンで、その時はやっぱり国産タイトルじゃないと遊べたものじゃないのかな~と思ったけど、アークナイツではかなり楽しめていると思う。これは個人的な考えだけど、やっぱ"萌え"を外国語でやるのはそこそこ供給側と受け手側、両方にある程度練度が必要なのかなあと思った。逆にダークだったりシリアスだったりするのは外国語(日本語翻訳)でも気にならない程度には楽しめるような気がする。まあ日本語の作品で最近なんかに萌え~てなったかというとパッと出てこないので、萌えを司る部分の感受性が終わってしまってるだけかもしれませんが。

今年一番使ったサービス:読書メーター

 殿堂入りとしてもちろんTwitterが入ってることはおいといて、ここでは読書メーターを推挙したい。読書メーターはざっくり言えば読んだ本を登録するサービスなんだけど、使ってみてなるほどなあと感じたのは「読んだ」本を登録するだけじゃなく、「読んでる」「積んでる」にも登録できるところ。これはすごい。

読書メーター。アプリだけでなくブラウザでも使える
読書メーター。アプリだけでなくブラウザでも使える

 なんでかといえば、読書家がみんなそうかは知らないけど、僕にとっては本って読んだ後かなりどうでも良くなるから。""本をアプリに登録し、その感想を入力する""みたいなコストのデカすぎる作業は読んだ後すぐできない。すぐできなかったらアプリを使うモチベーションを維持できない。その点、買ってとりあえず「積んでる」ステータスに本を登録しとくのは手軽だし、じゃあこれ読むか~というときに「読んでる」に入れるのはなかなか良い(行動に先回りして起点となるため)。

書泉グランデでの書籍購入体験はオタクとして自分をプロデュースする行為に近い

 ちなみに、買う前に登録する「読みたい本」も用意されてるけど、追いかけてるシリーズの続編とか話題作はどうせすぐに買うので、僕はネットとか雑誌でちらっとタイトルを見たような本しか登録していない。要は読書行動におけるプロセスのどの起点でもアプリを操作でき、これが各人のやる気があるタイミングで選べるという点で優れているというわけです。伝わってますか?

今年一番気に入った本:伴名 練 編「日本SFの臨界点 恋愛編」

 本の話が出てきたので、本の話もしようと思います。今年一番気に入ったのはこの1冊。怪奇編というのが同時に発売されていて、そっちから読んだけど恋愛編のほうが好きだった。これは読書メーターの感想にも投稿した内容に重複するけど、人間による男女間の異性愛について扱われているものを収集した短編集だったから。編集者の伴名 練氏はあとがきだか解説だったかで「特に志向したわけではなかったが、結果としてこうなった」と述べるにとどまっていたけれど、これが本当に良かったと思う。

「日本SFの臨界点 恋愛編」
「日本SFの臨界点 恋愛編」 
そういや表紙描いてる人はアークナイツアンソロの表紙も描いてる

 なぜかこのところ、百合SFとかいうジャンルが異様に取り沙汰されていたような気がする。このところ~気がする、というのは流行がやっと終わった気もするから(注:SFマガジン2021年2月号の特集はまた百合SF)。僕がこれに最初に触れたのはもう結構前に出た伊藤計劃著「Harmony」だと思うけど、今考えれば何の流れだったんだろう。SFマガジンでは特集が組まれたり、単行本でアンソロが出たりしたから、ミーハーぶるために買ったり読んだりしたけど、どんどん飽きていった。

とどのつまり、百合はこの本が劇薬過ぎただけかもしれない
とどのつまり、百合はこの本が劇薬過ぎただけかもしれない

 属性としてはたしかに強力だけど、継続して摂取すると少量でも中毒症状を呈してくる。僕がヘテロで、しかもたまにオタクが鳴き声として発する「関係性」「尊い」のような感慨に全く共感できないのと大いに関係があることは想像できるけど、「百合萌え」とか「関係性」に対応するアビリティをお持ちの方は存分に楽しめていたのか、お持ちでない僕にはよくわからなかった。

今年買って一番役に立った機器:MOTU M2

 かなりミニマルを志向しているつもりで、PC周辺に物が増えることはこれまでほとんどなく、たまにDAC内蔵アンプがデスク上に現れることがあってもバシバシ処分してきた。でも今年買ったこのオーディオインターフェースMOTU M2」は違う。予約から4カ月の時を経てようやく手元にやってきたもので、消費税とか送料を足すと30,000円くらいだった。しかもコンデンサーマイク「AT2035」、アーム、ケーブルとかアダプターを含めるともう50,000円くらい使ったことになる。それでも、その価格なりのコストパフォーマンスを実感できる素晴らしい買い物だった。

MOTU M2
MOTU M2 XLRオスメスケーブルはフォロワーさんからいただいた

 デスク上には音が出るデバイスとしてアクティブスピーカーとイヤホンがあり、音を入れるデバイスとしてコンデンサーマイクがある。ファンタム電源が必要なことや、そもそもマイク入力をまとめようと思うと一般的なDAC類やヘッドホンアンプは使えず、しかもスピーカーとイヤホンの2系統に出力したい…となると、やはりオーディオインターフェースが目についてくる。ちなみに例外として、たとえばアユートが扱ってるBURSON AUDIOの「CONDUCTOR 3」とかはマイク入力があるけど、たぶんダイナミックマイクしか使えないんじゃないかな(しらんけど)。

勢い余って買ってしまったオーディオテクニカのコンデンサーマイク「AT2035」
勢い余って買ってしまったオーディオテクニカコンデンサーマイク「AT2035」

 素晴らしいところたくさんあるので列挙してしまうんですが、デスク上のオーディオの入出力をすべてまとめられる事ができ、しかもそれぞれの音質が超良く、USB Type-Cケーブル1本で使える上、フロントパネルにレベルメーターまで搭載しており、低消費電力で動作中も熱くならず、外装はアルミか何かの金属で高品位、さらにボリュームとかゲインのツマミの質感もよい。つまり、最高なガワに最高な各種機能を最高な完成度で詰め込んだ最高な製品ということです。

今年一番遊んだ友人:白猫さん

 これはもう白猫さんしかいない、ここ数年とても仲良くしてるが、今年は特にやたらと(やたらとというと語弊も含むが)白猫さんに会った気がする。僕の友人は片手で数えられるくらいしかいないので、こんなにかまってくれる友人が存在しているというだけでも僥倖以外の何物でもない。今年どこ一緒に行ったっけ?一緒にあちこち行ったね(はーと)。

2人で江ノ島に出掛けて、情熱的な夕焼けに照らされたことも記憶に新しい
2人で江ノ島に出掛けて、情熱的な夕焼けに照らされたことも記憶に新しい

 白猫さんというか、僕が主催してるDiscordサーバーに足繁く通ってくれるみなさんにも、この場を借りて謝辞をお伝えしたいです。理解のあるオタクくんのみんながいてくれたからこそ、今年の僕があったと言えるでしょう。俺は?とお思いのフォロワー諸兄、もちろん忘れてはいません。今年はなかなか会う機会のなかった人とついに会えたりしたけど、まだお会いできてない人がいることもしっかり認識しています。あとは、大人になったので(当社比)、子どものときにお会いしたっきりになってるみなさんにもまたご挨拶する機会があればなあ、と思っています。今はこんな時勢ですが…。

 ここまで長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。本年中は大変お世話になりましたがこれに懲りず、来年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。