やったこと
月初からMPが完全に切れてなんの技も出なくなっていて、月曜日の労働をすっぽかして映画を見てきた。池袋と新宿には山ほどシネコンがあり、しかもひとつひとつがの規模がデカい。大量のスクリーンでものすごいペースの上映が行われてるから、日中連続3本でもスケジュールを適当に組み合わせると余裕で見れる。見たのは『トップガン マーヴェリック(字幕版)』『バズ・ライトイヤー【吹替版】』『映画 ゆるキャン△』の3本*1。
1日で複数の映画を連続で見るとき、重要なのが見る順番。今回は実写大作、アニメ大作、アニメ国内作品の順に並べることで、カタパルトでの激しい離陸から軟着陸を図っている。後述するけどトップガンの後、同日中にゆるキャンを見たのは完全に偶然(あるいは必然)だった。
3本目を見終わって、池袋東武百貨店の地下で食べたフルーツのせクリームあんみつがとてもおいしかった。消費行動がインターネットに扇動されています。
楽しんだもの
上述した通り映画を見たので、感想を書きます。内容について詳細に紹介することはしていませんが、核心的なネタバレを含みます。
『トップガン マーヴェリック』は前評判で最高最高とは十分聞いてたけど、本当に最高中の最高だった。「別に前作見なくても~」って言ってる人もいるらしいけど、前作由来の最高要素もたくさんあるので絶対見た方がいい*2。内容も最高だったけど、敵の第5世代戦闘機がわけわからないマニューバでミサイル避けてるシーンが超好き*3。シンプルにマーヴェリックが「WTF...」っていうのが良かった。
『バズ・ライトイヤー』は、まあまあだった。今風なセリフ回しが特徴的で、どいつもこいつも喋りすぎな感もある。ポリコレ要素も当然しっかり含まれてたけど、SF要素と融合させて上手に表現しててオッと思わされた。ただ、作中出てくる致命的なミスが黒人キャラに集中しすぎ。特にクリスタルをうっかりイジェクトしたシーンは過失の度合いがデカすぎる。どうでもいいけどバズの声って所ジョージじゃなかったっけ? 一本まるごと主演するのは荷が重い的な配慮のキャスティングなのかな。
『ゆるキャン△』は個人的に大傑作で、完全にダークホースだった。インターネットでは結構不評っぽく、それもあって『ポッピンQ』鑑賞勢の血が騒いで見たもの。テレビ放映分は全話ちゃんと見たけど、ガッツリはまってる人らほどではなく*4、もともとあえて見に行こうとは思っていなかった。
内容は、全編通してとにかく全然ゆるくない。全員社会人として強烈なやっていきをやっており、社会性を備えて解像度が異様に高くなってる(テレビシリーズ比で)。特に大垣のキャラクターはもう劇場版への伏線だったのかというほどすごくて、本編を駆動する強力なモチベーションになっていた*5。志摩さんは名古屋の零細出版社に勤めており、営業職から編集部に異動したばかりという設定で、劇中ではタウン誌の新米編集者。個人的にはこの労働シーンがかなりキツくて*6、いい映画だったけどもう一回見るのはしんどそう。
完全に余談だけど、『トップガン』と『ゆるキャン』が似たような展開で進んでいくからかなり混乱した。ゆるキャン見てるときに漠然とトップガンだなと思ってたら、まさかの最後のシーンで完全にトップガンだったことが明かされる。あの原付き登場は伏線回収であって、決してただ共通項の1つというわけではない。見てて本当においおいおいおいおいおいウソだろマジかよって叫びそうになるから、絶対トップガン見たあとにゆるキャン見てほしい。できたら連続で見てほしい。このシンクロニシティは本当に奇跡的。
『トップガン マーヴェリック』と『ゆるキャン△劇場版』
— Hound 土曜日 東地区“シ”ブロック-63a (@Hound_7) July 2, 2022
・エースメンバーが集められる
・作戦期日が迫ってる
・作戦失敗か?
・往年の名機登場
実質、ゆるキャン△劇場版はトップガン マーヴェリック(暴論)
※ネタバレ回避でかなりボカしました
映画 ゆるキャン△がトップガン マーヴェリック、オタクの妄言じゃなく「奇跡」起きてますからね。ゆるキャン△を観る前にトップガン マーヴェリックは観ておくべきだし、既にトップガン マーヴェリックを観た人なら映画 ゆるキャン△が楽しめる点が増えるのでアドしかない。
— 梅香🍅7/10GLF松53 (@SENBAKO1) July 3, 2022
買ったもの
特にない。
後記
映画を見たおかげで快方に向かっており、元気になった余波で月初に載せてしまった。月末になにか書く必要がありそうなら、もう1本書こうと思います。