やったこと
東京ゲームショウ2023に行ってきた。今年は『原神』『崩壊:スターレイル』のHoYoverseが参加してたから関心ある人間にとっては行く価値のあるイベントになってたと思う。まだオープンベータもやってない『ゼンレスゾーンゼロ』も試遊できたしよかった。
ただ、とにかく会場内が信じられないほど暑かった。暑いというか湿度も酷くて、ほんのちょっと動くだけで全身びしょびしょになるレベル。必死にうろついてあれこれ見たけど、それだけで精も根も尽き果てて成果物をあまり用意できなかった。どう考えても今年経験した暑さで1番過酷だったと思う。
あとNHKホールで開催された「メタルギア in コンサート 2023」にも行ってきた*1。オーケストラなんだけど、今回はボーカル曲が披露されるところがポイント。特に『METAL GEAR SOLID 3』の「Snake Eater」の生歌は日本初披露だった上に、『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』から「Sins of the Father」、『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』から「HEAVENS DIVIDE」も聴けた。どれもゲーム内でものすごいインパクトある曲だけど、生歌唱はさらに鳥肌モノ。感動した。
MGSV:TPPといえばシステム音声が東海道新幹線ぽいが、あれは本当に車内アナウンスと同じ声優らしい*2。というかその声優が「Sins of the Father」と「HEAVENS DIVIDE」を歌唱しており、今回のコンサートにも登壇していたというわけ。AC6でいうとAll Mindがテーマソング歌ってるようなもんですよ(?)。
楽しんだこと
先月分の最後にもちらっと書いたけど、9月は『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をひたすらプレイしていた。『Starfield』も『Cyberpunk 2077: Phantom Liberty』も発売されたのにほぼ手が付けられてない。なんなら原神の『Ver.4.1 深海に煌めく星たちへ』の新要素は全然できてなくて、魔神任務も世界任務も手つかずのまま残ってる。
AC6、プレイしていて楽しいゲームだったと思う。ACの操作感は妙な浮遊感がある『エクストリームバーサス』みたいな感じで特に迷うところもなくて快適*3。なにこれ……と思った強敵もいたけど、何回かやってるとなぜか勝てるくらいの難易度。スタッガーシステムは爽快で、敵のHPゲージがめきっと減るとうれしい。
ただ、武器の仕様が大味すぎたのが残念だった。せっかくあんなにいろんな武器があって実弾・爆発・EN・コーラル武器とあれこれ選べるのに、なぜか一部の武器だけで全シチュエーションに対応できる。汎用性が高すぎて専用武器すら使う意味がなくなってたから、それぞれもっと弱点があればよかったんじゃないかな。個性というか、強い弱いの濃淡しかない。バリアもいっぺんに破壊できてACS負荷も一気に蓄積できて、中身にも大ダメージが与えられたらそれだけでいいじゃん。パルスガンはなんだったんだ。
個人的にはシナリオにも改善の余地があるような気がした。最終的に、本能としての闘争を促して人類の進化を進める──ところに着地したいのはわかるんだけど、3周したところで1周目と2周目を体験したことによるシナジーが何もなく、グランドルート感があまり得られない。特に各勢力のみなさんの手段と目的が微妙に重なってるせいで、折衷案に溶け合ってるように見えたのが最大の問題だと思う。というか企業勢のベイラムとアーキバスはそもそも何がしたいんだっけ?
- 1周目:ウォルター・シンダーカーラ同伴、オーバーシアールート(エア打倒)
- 2周目:企業同伴、ルビコニアンルート(オールマインド打倒)
- 3周目:エア同伴コーラルリリースルート(オーバーシアー、企業打倒)
完全に僕の捏造かつ妄想だけどこのくらい整理してもいいと思う。この案ならスタンダードに飼い主ルート(急に脳に取りついてきたエアは滅却)→平和ルート(企業同士手を取り合う、傭兵システム破壊でスッキリ)→いややっぱワイはエアちゃんと真の愛に目覚めたんやルート(でも宇宙に闘争の種をばらまく)という感じでよさそう。若干後味悪く仕上げたことで、…ロム信者くんのニーズも満たそうとしてるところが浅はかで気に入ってる。
作中、オールマインドはずっと味方だったんだから本編3周目みたいに改めて接近してこなくていい。最終目的を無理やりコーラルリリースに設定しようとしたせいで、エアルートとシナリオが干渉して破綻してたのもだいぶよくない。
もっと言えば企業勢にはなんか明確な目的意識があればよかった(あったのか知らないけど普通にプレイしてて印象に残らない)。しかもそのうえ3周目でイグアスだけを急にあんな取り上げ方をした取り回しの下手さは明らかにもったいなくて、総合評価としてAC6のシナリオは佳作の域を出ない(個人の感想です)。
細かい考察はなぜかだいぶ適当だけど、シナリオそのものの全体的な進行に「は??」ってなってるレビューを見かけてうれしかった。なお、僕自身は別にこの記事にある考察等を鵜呑みにしてその通りだと思っているわけではありません。
買ったもの
ずっと楽しみにしていたiPhone 15 Proを予約した。予約開始日に所用で外出していたので、限界購入バトルに敗北してまだ受け取れていない。
おわりに
まさにおわりもおわり、9月末から今月分の掲載にかけてアークナイツ『生息演算「砂中の火」』に10時間も急にもぎ取られていて──。
去年の様子
*1:演奏は東京フィルハーモニー交響楽団。見覚えあるなと思ったら「原神コンサート」もここだった
*2:Donna Burke(ドナ・バーク)さん。新幹線が先、ゲームが後
*3:自由落下中にスティックを倒すと微妙に浮力がある